外構工事ってホームセンターに頼める?安く済ませたい人が後悔しない全知識

外構工事ってホームセンターに頼める?安く済ませたい人が後悔しない全知識

外構工事はハウスメーカー、外構工事業者のほか、ホームセンターにも依頼できます。ホームセンターの外構工事は格安でエクステリアを完成させたい人に人気ですが、いくつか注意しておきたい点もあります。

この記事では、外構工事をホームセンターに依頼する際のメリットとデメリット、依頼の際の注意点などについて解説します。

目次

外構工事はホームセンターに依頼できる

多くのホームセンターでは、資材を販売するだけでなく、施工も依頼できます。では、具体的にどのような工事に対応してくれるのでしょうか。

まずはホームセンターでできる外構工事の内容や、依頼する際の流れを紹介します。

対応可能な範囲

ホームセンターでは、標準的な外構工事に幅広く対応可能です。特に小規模~中規模の工事を得意としています。例えば、フェンス設置、テラス屋根設置などの部分施工や駐車スペース、アプローチなどの中規模な新規外構工事またはリフォームなどです。

反対に大規模で専門的なデザインが求められる外構は、ホームセンターには向いていません。

傾斜地や変形地のような専門的な基礎工事と設計が必要な場所、擁壁工事など土木の技術を要する工事、輸入材のようにホームセンターで取り扱っていない材料を使用する場合、造園技術が必要な工事はホームセンターでは断られる可能性があります。

依頼の流れ

ホームセンターの外構工事は一般的に以下の流れで進みます。

STEP
問い合わせ・相談

エクステリアの専用カウンターで相談します。相談には事前予約が必要な場合があるため、電話やメールフォームから問い合わせておきましょう。

STEP
打ち合わせ

担当者と打ち合わせします。希望する工事内容と資材を伝え、図面でサイズを確認します。

STEP
現地調査・見積もり

現場にホームセンターの担当者または提携する施工会社の担当者が現地調査に訪問し、実際の現場を確認します。要望・調査をもとに見積もりを出します。

STEP
契約

プランに納得がいったら契約です。手付金が必要な場合があります。

STEP
施工

提携業者が施工します。

STEP
完成・引き渡し

完成後、仕上がりを確認し、問題なければ引き渡しです。

外構工事をホームセンターに依頼するメリット

ホームセンターの外構工事は、ハウスメーカーや専門業者にはないメリットがあります。

ここではホームセンターに外構工事を依頼するメリットを紹介するので、ホームセンターが支持される理由を探ってみましょう。

価格が安い

ホームセンターは資材を販売している店舗のため、仕入れに余計な費用がかからず、外構のトータルコストを抑えられます。

ホームセンターの外構工事の費用相場
  • 駐車場舗装(1㎡):2~6.5万円
  • 人工芝設置(1㎡):6,500~7,500円
  • 砂利敷き(1㎡):6,000~10,000円
  • カーポート(1台用):14~100万円
  • 門柱:6.5~40万円
  • ウッドデッキ:10~70万円

大手のホームセンターでは、カーポートなどの設備をメーカーと提携してオリジナル商品として販売しています。メーカーのブランド価値や開発コストが価格に反映されないうえ、大量生産・大量仕入れを実現しているため、本体価格を安くできるのです。

材料の確保がしやすい

ホームセンターは既製品であれば材料の確保をしやすく、外構に必要な資材はほぼすべて揃います。

上でもご紹介した通り、製品の大量仕入れをしているため、特定メーカーの既製品であれば希望の商品を揃えやすい点が大きなメリットです。

買い物ついでに実物を見て、店頭スタッフに気軽に在庫を確認することも可能です。複数店舗を構えるホームセンターであれば、店頭になくても他店舗から取り寄せられる点も大きな強みといえるでしょう。

全国対応しているところが多い

全国展開している大手チェーンのホームセンターであれば、施工エリアを限定せずに対応してくれるケースがあります。

地元密着型の工務店や外構工事業者は、輸送コストを抑えるためや、責任を持ってフォローできる範囲のみで仕事を引き受けているため、施工エリアを限定して営業するスタイルが一般的です。

一方で、大手ホームセンターは各地に店舗を展開し、幅広いエリアに対応できます。大量仕入れにより在庫を複数店舗で持っていることも、低コストを維持しながら希望の外構を実現できる理由です。

デザインの自由度が高い

ホームセンターの外構工事は、ハウスメーカーのようにパッケージ化されていないため、材料の組み合わせやデザインの自由度がある程度高い点も大きなメリットです。

メーカーを統一する必要もなく、実際に店頭で製品を見比べて、予算に合わせて好きな組み合わせで外構プランを練ることができます。

選ぶ商品の縛りがなく、自由に選べるのは、ホームセンターならではの利点といえるでしょう。

実物を見て使用品を選べる

店頭で使用品の実物を見られる点も、ホームセンターの魅力です。

大型店舗やリフォームコーナーを持つ店舗では、サンプルや施工済みの実物が展示されています。店頭で商品を確認できれば、わざわざショールームに出掛ける必要がありません。忙しい方や手軽に外構を完成させたい方には特におすすめです。

数多くの実物を見たい場合は、大型店や、外構リフォームに力を入れているホームセンターに行くことがポイントです。

外構工事をホームセンターに依頼するデメリット

一方で、ホームセンターの外構工事には一定のデメリットが存在します。以下に挙げるデメリットが気になる場合は、外構工事の専門業者への依頼を検討するなど、施工会社選びの判断材料にしてください。

担当者の専門性が低い場合がある

ホームセンターは外構に関する専門知識を持ったスタッフが常駐しているとは限りません。そのため、設備の特徴や材料の性質について、細かいアドバイスをもらえないケースがあります。

製品に関する知識の浅いスタッフだと、確認に手間取って時間を取られることもあるでしょう。

外構の使い方に適した素材や、目隠し効果と開放感のバランスなどに関して適切なアドバイスが受けられないと、生活の中で外構の使いにくさが気になって我慢を強いられたり、結局再施工することになったりする可能性には注意が必要です。

デザインの提案性は低い

ホームセンターの外構工事は、意匠性の高いデザインや個性を活かした外構の提案は不得意な傾向があります。実際に工事を行う業者がエリアによって変わるため、担当する施工会社の技術力に差が生じやすい点にも注意が必要です。

また、ホームセンターの外構設備は、価格を抑えるためにデザインと色のバリエーションが限られています。標準的でシンプルなデザインが中心であり、デザイン性にこだわった製品は少ない傾向があります。

そのため、住宅にマッチしたデザイン性の高い外構を重視する場合は制約を感じることもあるでしょう。

外構工事全体では割高になることがある

ホームセンターは、大量仕入れやPB商品などにより、資材の費用は安いですが、施工費は外注になる点は理解しておかなければなりません。提携している外構工事業者に施工を依頼することにより、工事費用に中間マージンが上乗せされます。

さらに、ホームページやチラシに「施工費用込み」と記載していても、残土処理やはつり工事が含まれていないケースも多く、最終的に費用の総額が高くなった、というケースも珍しくありません。

資材の安さにつられて契約したものの、結果的に外構工事業者に直接依頼した方がコストパフォーマンスが高かった、というケースもあるため、十分な検討が必要です。

ホームセンターが向いている工事・向いていない工事

ホームセンターの外構工事には得意・不得意があるため、満足度の高い工事を依頼するには、工事の規模に応じて業者を使い分けるのがコツです。

以下を参考に、ホームセンターに依頼するか外構工事の専門業者に依頼するか検討してみましょう。

ホームセンター向きなのは部分工事

ホームセンターはカーポートやフェンス、物置など、規格化された商品の施工に強みを持っています。

次のようなケースでは、ホームセンターに依頼すると格安で工事ができるでしょう。

  • 庭に物置を設置したい
  • 駐車場にカーポートを設置したい
  • 隣地との境界線にフェンスを施工したい
  • 庭の一部を人工芝にしたい

反対に、現場施工の柔軟性が低いため、複雑な土地の形状を活かした施工には対応しきれないことがあります。また、予算をやりくりして機能性と美観を兼ね備えた提案が必ずしもできるとは限りません。

新築外構や全体設計は専門業者向き

一方、新築時の全体的な外構デザインや機能的な資材選びと配置、限られた空間に立体感を持たせたり奥行きを演出したりする工事は、外構工事の専門業者が得意な分野です。

外構工事業者の施工がおすすめなのは以下のようなケースです。

  • 新築外構を建築物とバランスの取れた外観デザインにしたい
  • 駐車場・アプローチ・門扉・フェンスなど全体的な工事が必要
  • 段差を活かしてスペースを広く見せたい
  • こだわりの材料を使用したい
  • 植栽を活かしたエクステリアにしたい

ホームセンターやハウスメーカーは、無難なデザインになる傾向があります。意匠性が高く個性を活かしたデザインで、敷地全体をトータルコーディネートしたい場合は専門業者がおすすめです。

外構工事をホームセンターに依頼するときの注意点

外構工事をホームセンターに依頼する場合は、いくつか押さえておきたいポイントがあります。失敗を防ぐためにも、以下で挙げるポイントをしっかりチェックしておきましょう。

実際に施工する業者を確認する

ホームセンターに外構工事を依頼する場合は、現地調査や施工を行うのはどの業者か、確認しておくと安心です。

現地調査の当日、多くの場合担当者から名刺をもらいます。名刺には施工会社の名前が記載されているはずですが、記載されていない場合や名刺を持参していない場合は、その場で会社名を尋ねるか、ホームセンターに問い合わせましょう。

現地調査後、インターネットで会社を調べます。業者のホームページをチェックして、長年営業しているか、施工実績に依頼したい内容の工事が多く掲載されているか確認しておくと、極端に品質の悪い工事を避けられます。

相見積もりや事前相談をしておく

ホームセンターに外構工事を依頼するときは、専門業者に依頼するときと同様、早い段階で事前相談をしておき、相見積もりで複数の店舗を比較しましょう。

相談は、エクステリアの相談カウンターで可能です。ホームセンターと一口に言っても、各店舗で得意分野も異なれば、仕入れられるアイテムの内容も異なります。そのため、早めに相談を開始し、理想の外構を施工できるか、プランを検討することが重要です。

さらに相見積もりを取り、各ホームセンターのプランを比較しましょう。相見積もりは、ホームセンターだけでなく外構工事の専門業者からも取ると、施工内容と費用を比較しやすく、納得のいく工事を実現できます。

追加費用が出る条件を事前に確認する

契約前に追加工事が発生する条件を確認しておくことも大切です。

外構工事は以下のような場合に追加工事が発生しやすくなります。

  • 地中埋設物の発覚
  • 地盤が弱く土壌改良や基礎の補強が必要になった場合
  • 契約後の資材のグレードアップや工事内容変更

追加費用を防ぐためにも、必ず現地調査をした上で見積もりを出してもらい、施主からも図面を共有するなどして追加工事の発生を防ぎましょう。また、十分な打ち合わせを行い、工事のプランが変更にならないようにする必要があります。

ただ、工事をする以上、予期せぬ追加費用が発生する可能性は否定できません。予備費を準備しておくなど、資金に余裕を持っておくと安心です。

工事後に発生したトラブルの責任の所在を確認しておく

万が一工事後に不具合やトラブルが発生した場合、責任の所在はどこになるのかを確認しておき、それを契約書などの書面に明記してもらいましょう。

ホームセンターの外構工事は、発注を受ける窓口となるホームセンターと、実際に施工する施工業者が別の会社です。

もし、打ち合わせで決定した色と違う、設置位置が違う、ホームセンターに伝えたはずの要望が現場に伝わっていない、というようなトラブルが起こった場合、コールセンターでたらい回しにされたり、両者が責任をなすり付け合う、ということが起こりかねません。

そのため、トラブルが起こった場合の流れを把握しておき、要望等は些細なことでも全て書面に残しておく必要があります。

外構工事をホームセンターに依頼するときによくある質問

ここでは、外構工事をホームセンターに依頼する場合によく挙がる質問と、その回答を紹介します。

後悔しないためにもあらかじめ疑問を解消した上で、工事を計画しましょう。

ホームセンターの資材を使ってDIYできる?

外構設備はホームセンターで資材を購入してDIYで施工することも可能です。DIYであれば、施工費用を抑えながら自分のペースで少しずつつくり上げていけます。

注意点は、安全性と強度です。例えばフェンスが倒壊しないようにするには基礎づくりが重要です。基礎の施工には精度が求められ、基礎をブロック塀にする場合には、法令に従ったものを施工しなければなりません。

DIYをする場合は、特別な工具が必要ない砂利敷きや人工芝・天然芝の敷設が簡単です。安全性が求められるフェンス、門柱や、施工技術が必要なコンクリート打設などはプロに依頼することをおすすめします。

ホームセンターに施工を依頼したカーポートの安全性は?

ホームセンターにカーポートを依頼する場合は、強風が少ない地域であれば安全性に問題ありませんが、強風対策や耐久性を考慮するなら、商品選びが重要です。

ホームセンターではオリジナルのカーポートを格安で提供しています。オリジナルのカーポートは価格が安い一方で、メーカー品に比べて材料の肉厚が薄く、耐風圧性と耐久性が劣る場合があります。

風の影響を受けやすい地域や周囲に建物が少ない場所では、メーカー品の耐風圧強度の高いカーポートがおすすめです。

まとめ

ホームセンターの外構工事は、店頭で実際に資材を見て選べる点、材料費が格安な点、大手ホームセンターの場合はポイント還元などが充実している点が魅力です。その一方で、デザイン性の高い施工や土地の形状を活かした工事は得意ではありません。

外構設備の設置だけを依頼したいならホームセンター、デザイン性の高いエクステリアで住まい全体のトータルコーディネートを依頼したい場合は外構工事の専門業者が適しています。

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